最近のインプットネタのマイブームとなっている
アマゾンのキンドルアンリミテッドサ-ビスですが、
ここに出版する電子書籍を利用してマ-ケティングをしている
ネット起業家さん達も数多いように思えます。
今回はその中の1つ、山崎理恵さんという女性起業家の
「女性のための伝説のコピ-ライティング」
っていう本を斜め読みしたので、
個人的な書評じゃないですけど、
ここで語られている話に便乗して、僕なりの見解とかを勝手に語りたいと思います。
この電子書籍自体はアマゾンプライム会員になれば無料で読めるので、
もしよかったら読んでみてください。
女性のための伝説のコピ-ライティング
内容は・・・人によって感じ方が違うので、
参考になるかどうかはわかりません。
少なくともコピ-ライティング的に参考になるのか?
というとそんなことはない気がします。
キンドルの安いor無料の書籍はリスト取得目当てが多い
いずれにしても、Kindle Unlimitedの電子書籍は、
基本的にみんな「リスト取り」のために利用しているんですけど、
この本も、そのうちの1つですね。
少し前までなら、ネット業界なら「無料レポ-トスタンド」が主流でした。
でも、現在は無料レポ-トスタンドにアップするような
PDFレベルのクオリティのものでも、
その気になればいくらでも出版できるので、
電子書籍とはいえ「著者です!」って名乗って箔が付くのでいいと思います。
今から情報発信をやるんだったら、
キンドル出版はなかなかオススメですね。
決して多くないボリュ-ムでササッと読めるので、
何しからのヒントやノウハウなんかをササッと知りたい!
っていうような場合にはKindle Unlimitedは結構オススメです。
アンチ「キラキラ系起業家」に賛成
さて、Kindleの電子書籍はそんな感じなのですが、
今回はタイトルに「コピ-ライティング」って書いてあったので
ほぼ無条件で中身を覗いてみました。
まあ、中身自体は参考になるかどうかはわかりませんが、
コピ-ライティングの重要性とか、
「無名のままで売れていく」とか、
「キラキラするな」とか、
その辺の考え方やコンセプトなんかは共感できるところがありました。
「キラキラって何のこっちゃ」
っていうと、要するに、
SNSとかで生活自慢アピ-ルして
お客さんを集めようとしている人たちのことですね。
山崎理恵さんは、本の中で
「キラキラ起業女子」「キラリッチ起業男子」
と名付けていますが、
別に無理してキラキラアピ-ルしなくても稼げますから!
そうじゃなくて、コピ-ライティングが大切ですから!
・・・っていう主張がこの本で主張しているところです。
そのための具体的なコピ-の書き方とか、
そういうノウハウ的なものはほとんどなく、
(あったけどあんまり参考にならないかも)
集客用のKindle書籍にありがちですが、
最終的には「こっちに登録しておいてください」という勧誘があるので
詳しく山崎さんのことを知りたい!
っていう人はそっちのコンテンツとかも参考にすればいいと思います。
ちなみに、どうでもいい話ですが、
山崎理恵さんという方はこの本を読むまでは存じなかったのですが、
多分、プロダクトロ-ンチ系のコピ-ライタ-っぽい人達の影響を受けているかな?
と思わされるような文章でした。
言っている内容も文章のテイストも、
「村上むねつぐさん」をはじめとした、
ロ-ンチ系のコピ-ライタ-とかの文章に似ていいます。
「はい、それはコピ-ライティングです」
みたいな感じで「はい、・・・」から始まる文章を
ロ-ンチで散々と見てきたので、
なんかそういう書き方の流派?みたいなのがあるんですかね。
どちらかと言うと、僕みたいなタイプと違って
感覚で文章を書いているタイプの文体なので、
合う人と合わない人はいるかもしれません。
確かに、この方が言うように、
感覚的にフワフワした感じの文章の方が、
女性に対するウケはいいような傾向もある気がするので、
そういう意味では「女性向けのコピ-ライティング」を体現できているのかもしれません。
むしろコピ-ライティングスキル的には
非常に微妙な印象を受けましたが、
全体的に主張していることや、
言っている事自体には大いに共感しました。
特に、
「キラキラしていなきゃ稼げない?」
この問題提起は僕もとても賛同しています。
「ネットビジネスは目立たないと稼げないのでは?」と思ってる人もいる
ロ-ンチ系の起業家とかって、派手な生活をアピ-ルして、
「羽振りの良さ」とか「いかに自分が素敵かどうか」
をアピ-ルして、そこへ憧れを持たすことによって人を集める、
というブランディング手法が主体とされています。
これは要するに「キャラクタ-ビジネス」というものなのですが、
僕が初心者の頃は、そんな人ばかりが目立っているこんな業界の様相に、
正直、面食らってテンパってた記憶がありますね(笑)
僕自身がネットビジネスに参入した時は与沢翼さんが全盛期の頃だったので、
僕にとってのネットビジネス業界も、
「目立たなければ稼げない」
ものなのかな-って一人で思い込んで、色々と悩んでいました。
そもそも副業だからFacebookでビジネス臭出したらアウトだし、
素性を明かしてビジネスなんてできないよな-っていう感じで。
でも、実際のところはそれって大きな間違いだということには
だいぶ後に気がついたんですけど(笑)
顔出しも実名出しもせずに、人脈とかも不要で、
自宅で一人でコツコツと稼いでいける手法なんてたくさんあって、
何もSNSとかでムリしてキラキラアピ-ルしなくたって、
稼げる手法なんていくらでもあったんですね。
初心者の頃の僕はそんなことすらさっぱり知りませんでした。
というか、実際のところは、
目立ってナンボの手法をやっている人達の方が、
ごく一部っていうのが実情です。
僕の場合は与沢さんとか、
あの辺の目立ってナンボ系の起業家たちが
ネットビジネス業界の入り口だったので、
キラキラせずに稼いでいる人達の存在を知ったときは本当にビックリしました(笑)
表に出てこないで稼いでる人たちって、
わざわざ生活自慢しなくても稼げるからこそ表に出てこないっていうだけなんですよね。
たま-に僕のところにも、
「なんで岡本さんの周りの人たちは顔出し(素性を明かしたり)しないんですか?」
って聞かれることもあるんですけど、
その理由は、素性を明かすメリットが1つもないからです。
逆に、素性を明かしてメリットになるのは、
リアルな場で人との交流を持つ必要のあるビジネスモデルとかの人とかでしょうかね。
「顔出しすれば信頼度が増す!」
っていう主張も間違ってないかもしれないですけど、
重要なのはあくまでコンテンツです。
顔出ししてキラキラアピ-ルしてるけど信用できない人なんて死ぬほどいますし、
顔出しして、一生懸命頑張ってるけど、
コンテンツを何も提供していない人だってたくさんいると思います。
そういう人は、まずは家に帰ってコツコツと
人に提供できるコンテンツを作る方が先決です。
セミナ-とかお茶会とかで派手に
「稼いだらあなたもこんな風な生活ができるすよ」
と未来をアピ-ルをして稼ごうとしているネット起業家も多いし、
「ネットビジネスはそうしないと稼げない」
って思っている初心者の人も、まだまだたくさんいると思います。
でも、ネットビジネスで稼ぐ方法はそれだけじゃないということです。
むしろそれが出来る人ってよっぽど自信がある人っていうか、
僕的にはそんなバイタリティもないし、
ある意味で本当に尊敬しています。
でも、その先で提供しているコンテンツがしっかりしていないと
後々の不満足感につながる可能性もあるので、
やはり大切なのはどこまでいっても「コンテンツ」である、ということですね。
女性向けのコピ-ライティング?
この本のコンセプトでもあるはずの
「女性向けのコピ-ライティング」
ということだったのですが、
全体的にこの辺の主張が(僕的に)ズレていると感じました。
もちろん僕の言ってることがズレている可能性もあるんですけど、
この本では「女性はこういう感じの文章の方が響きやすいんです」
っていう主観的な視点で語っているだけなので、
誰にとっても参考になる話ではなかったと思います。
あえて「女性向けのコピ-ライティング」
っていう切り口で語らなくもいいのかな?と思います。
女性に限らず、性別を問わずに、
全ての人に共通するようなコピ-ライティングのマインドとかを語っている、
というような内容でした。
要するに、女性をタ-ゲットとしたマ-ケティングの場合は、
「共感」とか「愛情」とかの力が大切?みたいな主張です。
・「成果」や「勝ち」を求めるのが男性
・女性の場合はそうではなく「共感」や「安心」「愛情」「コミュニティの発展」を求める
みたいなことを言いたかったのかな?
だからこそ、女性に対して商品を売るときには、
押せ押せ系のプロダクトロ-ンチや、キラキラアピ-ルは不要で、
共感や愛情を掴めるような訴求でいいんですよ、
っていうのがこの本の主張です。
まあ、それ自体はある意味その通りかもしれないです。
でももうちょっと深い部分でこの話を理解するためには、
「男性」や「女性」という単純な性別ではなくて、
「男性性」と「女性性」
という、人それぞれが持ち合わせている性質という視点が必要になってきます。
男性性と女性性
山崎さんのこの本でも似たような言及がありますが、
女性性というのは、
「コミュニティ」「共感」「愛情」
みたいなものを重視するような性質のことを指して呼ぶことが多いです。
反対に、男性性というのは、この本が言うように
「成果」とかを重視したり、
オラオラセ-ルスしていくような積極性などのことを指します。
これはネットビジネスの世界でも色んな人が結構前から言及していて、
・これからは「リ-ダ-」ではなく「コミュニティ」の時代
→だから女性性が重要になってくる
・だけど男性性は強いセ-ルスを行う際には有効
みたいな性質を持っていて、
これからの時代は、この女性性と男性性のバランスが大切ですよ!
っていうのがよく聞くお話ですね。
きっとこの本はそういうことを言いたかったと思うんですけど、
当然ながら、全ての女性が共感や愛情を求めているわけではないし、
全ての男性が「成果」や「闘争」を求めているわけではありません。
これは、性別によく違いというわけではなくて、
人それぞれが持ち合わせている性質によって異なります。
女性性の強い男性もたくさん存在しますし、
その逆もいっぱいいます。
だから、
「女性のためのサ-ビスを売るときはこう書く!」
っていう書き方をするというよりかは、
タ-ゲットに対しての「女性性」に訴求するような書き方ができればいいと思います。
だから、この本はおそらく、
「女性に訴求するコピ-ライティング」というよりは、
「”女性性”に訴求するコピ-ライティング」
に対して色々と伝えようとしているのかな?と思います。
この本で学べることをス-パ-簡潔に伝えると、
「女性向けのサ-ビスを売るときには、
共感や安心を重視したコピ-を書きましょう」
みたいな、フワフワした主張に行き着きます。
まあさすがにこれはちょっと極端な解釈かもしれないんですけど、
要するに、言いたいことはこの辺にあるのかな?という感じです。
というよりも、
「言いたいことがあるからこの本を書いた」
っていう印象ではなく、
明らかに集客のためにそれっぽいコンセプトを決めて
この本を作ったという感じでした。
でも、改めて「女性性と男性性」
のことを考えられることができる本でした。
ガンガンセ-ルスしまくっている
プロダクトロ-ンチみたいなのがいわゆる男性的なマ-ケティングで、
そうではなく、コミュニティを重視したものが女性的ですよ、
っていう話なんだと思います。
確かに、フワフワした雰囲気の文章だと女性の反応が取りやすく、
女性客は集まりやすい、
っていうような話は思ったよりも色んな方面から聞くことが多いです。
超論理的な文章の「宇崎さんの師匠」とかは、
8〜9割くらいは男性の客で、
集客したセミナ-会場とかは男ばっかりですからね(笑)
(かといって師匠は露骨にオラオラした男性的なセ-ルスをしているわけではないですが)
僕がセミナ-の集客をしたときは女性の割合がちょっと増えるみたいで、
書き手によってお客さんのどちらの性質に訴求しやすいのか、
っていう違いはなかなか興味深いです。
他にもそういう話ってたくさん聞くので、
・論理的なコピ-=男性性に訴求しやすい
・感覚的なコピ-=女性性に訴求しやすい
みたいな傾向は確かに一理あるな-って思います。
だからといって、不必要に文章をフワフワさせて女性のタ-ゲットを狙うとか、
そういう曖昧なスタンスでコピ-を書けば反応が高まるのか?
っていうと何とも言えないと思います。
男性も女性もタ-ゲットになりうる商品なら、
やはりあえて男性のタ-ゲットを省くような書き方をする必要は一切ありませんからね。
女性向けサ-ビスを女性のみに売るのであれば、
確かに、「成果」や「勝ち」に訴求するようなコピ-よりは
「共感」とか「安心感」にウェイトを置いた伝え方をする方が確かに反応は高いでしょう。
でもそれって、一概に
「女性ならこう」とか「男性はこう」っていうシンプルな考え方で
文章を使い分けるようなものではない気がします。
あくまで、その商品を売るにあたってのタ-ゲッのリサ-チをして、
そのタ-ゲットに対してより訴求しやすいであろう書き方をしていく、
っていうのが適切な考え方なんじゃないかと思います。
ということで、なんか文句みたいになってしまい失礼しましたが、
あくまでバランスが大切なんでしょう。
こういうことを知っていれば、
集めたいお客さんによって文章のテイストとかが変わってくるので、
何かしらの参考になってくればありがたいです。
本を読んだ書評をするつもりではなかったんですけど、
この本を読んで感じたこととかをただアウトプットする形になってしまいました。
■追伸
ちなみに本の中盤くらいにあった
「集合的無意識に繋がって文章を書く」
とか、こういう感覚はとても大切だと思います。
論理思考な傾向にある男性性の強い人がこんな話を聞いたら
「なにそれ、スピリチュアル?」
って感じで受け付けないかもしれないんですけど、
集合的無意識にリンクして文章が降りてくる、
みたいなことができればそれは素晴らしい能力ですね。
コミュニティ重視のサ-ビスを運営している人なら、
この辺の話はビビッとくるものがあると思います。
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